サマージャンボ宝くじは、毎年夏に発売される全国自治宝くじです。2026年は6月30日発売・8月12日抽せん(第1115回)。1枚300円で、1等は5億円。1等の前後賞(各1億円)を合わせると最高7億円が当たります。同時に発売される「サマージャンボプレミアム」は1枚500円で1等8億円(前後賞合わせて12億円)です。
1等の当せん確率は1,000万分の1(1ユニット=1,000万枚に1本)。このシミュレーターは公式の賞金構成(1ユニットあたりの当せん本数)に基づき、バラ・連番で実際に買い続けたときの収支を再現します。「1等が当たるまで回す」を押すと、当せんまでに必要な購入額・枚数・期間が分かります。画面上部のモード切替で通常版とプレミアムの両方を試せます。
| 等級 | 当せん金 | 本数(1ユニット) |
|---|---|---|
| 1等 | 5億円 | 1本 |
| 1等の前後賞 | 1億円 | 2本 |
| 1等の組違い賞 | 10万円 | 99本 |
| 2等 | 100万円 | 10本 |
| 3等 | 1万円 | 10,000本 |
| 4等 | 3,000円 | 100,000本 |
| 5等 | 300円 | 1,000,000本 |
サマージャンボは年末ジャンボ(1等7億円)に次ぐ年2番目の大型くじです。1ユニットが1,000万枚と年末(2,000万枚)の半分なので、1等の確率は1,000万分の1=年末ジャンボの倍当たりやすい計算。前後賞を足した「1等+前後賞=7億円」を狙うなら連番、薄く広く当てるならバラ、という選び方の差は年末ジャンボと同じです。プレミアム(500円くじ)は1等8億円と高額な一方、3等以下の本数が少なく当たり方の分布が異なるので、両方を回して体感を比べてみてください。
期待値と還元率——300円で買って、返ってくるのは約142円
上の表の当せん金と本数から、1ユニット(1,000万枚)に配られる当せん金の総額を計算できます。1等5億円が1本、前後賞1億円が2本、組違い賞10万円が99本、2等100万円が10本、3等1万円が1万本、4等3,000円が10万本、5等300円が100万本。すべて足すと14億1,990万円です。いっぽう売上は1,000万枚×300円で30億円。つまりこのくじの還元率は約47.3%、1枚あたりの期待値は約142円ということになります。
300円払って平均142円が返ってくる、と書くと分が悪く見えますが、これは宝くじという仕組みの設計そのものです。売上の残りは公共事業などの収益金と、印刷・販売にかかる経費に充てられます。競馬や競輪の払戻率(おおむね70〜80%)と比べれば低く、その代わりに1枚300円で最高7億円という桁の跳ね方が用意されている——期待値ではなく「跳ね幅」を買う商品だ、と理解するのが実態に近い見方です。このシミュレーターで枚数を増やしていくと、回収率のグラフが最初は乱高下しながら、やがて47%前後の線に吸い寄せられていくのが観察できます。これは大数の法則が働いている様子そのもので、「たくさん買えば当たりやすくなる」という直感が、実際には「たくさん買うほど期待値どおりの負け方に近づく」という結果に落ち着くことを意味します。
連番とバラは何が違うのか
連番は同じ組の連続した10枚、バラは組がばらばらで下1桁が0〜9で揃った10枚です。この違いは当たり方の形を大きく変えます。まず連番は、1等が出たときにその前後の番号も自分の手元にあるため、1等5億円と前後賞1億円×2本を同時に取れる可能性がある——これが「1等+前後賞で7億円」と言われる買い方です。いっぽうバラは番号が連続していないため、1等を引いても前後賞には手が届きません。なお5等(下1桁一致・300円)が10枚に必ず1枚当たる点は、連番もバラも同じです——連番の10枚は連続番号なので下1桁が0〜9を1回ずつ通り、バラも下1桁0〜9で組まれます。「バラのほうが最低保証がある」というのはよくある誤解で、3,000円につき最低300円戻るのはどちらも変わりません。
どちらが得かという問いに、期待値の面での答えはありません。連番でもバラでも1枚あたりの期待値は約142円で同じです。違うのは分散——連番は「当たるときは大きく、外れるときは何も残らない」形に寄り、バラは「小さな当たりが安定して出る代わりに、最高額には届きにくい」形に寄ります。上のシミュレーターは購入方式ごとに実際の組と番号を生成して突き合わせているため、確率テーブルによる近似ではなく、この分散の差がそのまま結果に現れます。同じ金額で連番とバラを何度か回してみると、平均は同じなのに手元に残る感触がまるで違うことが体感できるはずです。
「1等が当たるまで」に本当はいくらかかるのか
1等の確率は1,000万分の1です。ここから素直に計算すると、1等を1本引くまでに必要な枚数の平均は1,000万枚=30億円。ただしこの「平均」は誤解を招きやすい数字で、実際に必要な枚数の分布は平均のまわりに対称に散らばりません。半数の人が1等に到達する枚数(中央値)は約693万枚=約20億8,000万円で、平均よりかなり手前にあります。平均を押し上げているのは、極端に長く当たらない少数のケースです。
この数字を日常の感覚に置き換えてみます。ジャンボを年に150枚(バラ15口・年間4万5,000円ぶん)買う人の場合、平均到達枚数に届くまでにはおよそ6万6,000年かかります。人類が農耕を始めるはるか以前から買い続けて、ようやく期待値どおりの1本、という規模です。上のシミュレーターの「1等が当たるまで回す」は、この途方もない試行を数秒で実行し、途中の収支がどう推移したかまで見せます。「📅 毎月いくらで、いつ1等?」のコーナーでは、月々の予算を入れると到達までの年数を歴史上の出来事に換算して返すので、確率の桁を実感に変えたいときはそちらも試してみてください。
よくある誤解
「同じ売り場で買うと当たりやすい」——当せん番号は発売後に抽せん機で決まるため、どこで買ったかは確率に影響しません。「よく当たる売り場」と呼ばれる店舗は、単純に販売枚数が多いぶん当せん本数も多く出ているというだけで、1枚あたりの確率は全国どこでも同じです。「連続して買えばそのうち当たる」——各回の抽せんは独立しているので、前回外れたことが次回の確率を上げることはありません。10回連続で外れた人と初めて買う人の、次の1枚の当せん確率は同じです。「組違い賞は惜しかった証拠」——組違い賞(10万円)は1等と番号が同じで組だけが違う場合に当たります。惜しかったように感じますが、1ユニット100組のうち99本が該当するため、確率としては1等の99倍あり、設計上あらかじめ用意された賞です。
もうひとつ、期待値に関する誤解もよくあります。「高額くじほど期待値が高い」とは限りません。1枚500円のプレミアムは1等8億円と派手ですが、還元率は通常版と大きく変わらない水準に設計されています。当せん金の総額が大きくなるぶん、枚数あたりの単価も上がっているためです。上部のモード切替で通常版とプレミアムを同じ金額ぶん回してみると、最終的な回収率がどちらも似た水準に落ち着くことが確認できます。
シミュレーション結果の読み方
「累計結果」に表示される回収率は、これまでに使った金額に対して当せん金がどれだけ戻ったかの割合です。購入枚数が少ないうちは、5等が1本当たっただけで回収率が跳ね、外れが続けば一気に落ちます。この乱高下こそが実際に宝くじを買っている人の体験そのもので、枚数を増やしていくと理論値の47%前後に収束していきます。収支推移のグラフは、その収束の過程と、高額当せんが出た瞬間の跳ねを同時に見るためのものです。グラフが横ばいで下がり続けている状態が「普通の宝くじ体験」であり、そこに一度だけ垂直な跳ねが入るとしたら、それが1等に当たるということの意味になります。
結果は画像カードとして保存・共有できます。何枚買ってどれだけ溶かしたか、あるいは何回目で1等を引いたかを、そのままスクリーンショットとして残せる形にしてあります。なお当然ですが、ここでの当せんはすべて架空のもので、換金や実際の購入とは一切関係ありません。
※ 当せん金・本数は公表構成に基づく理論値です。実際の回・ユニット数により構成が異なる場合があります。期待値・還元率は上表の構成から算出した理論値であり、実際の回の販売実績・ユニット数によって変動します。本サイトは宝くじの販売・購入の取次は一切行いません。